ビザコンサルテーションにより学内での知見醸成を実現
課題
適正校維持に対する不安
留学生ごとの個別ケースについての対応の難しさ
解決策
個別ケースに対するコンサルテーション
成果
情報蓄積による学内担当者の知見醸成
個別ケース対応に対する不安解消
2023年で創立80周年を迎えた東京富士大学様。
留学生の在籍管理を内製化されていましたが、個別ケースへの対応の難しさや適正校維持に対して不安を感じられたことがきっかけでリガレアスにご相談をいただき、ご支援を開始しました。
留学生の受け入れや在籍状況の管理を担当している塩谷様にリガレアスのサービス提供後の成果や感想をお伺いしました。
【東京富士大学様ホームページ】
https://www.fuji.ac.jp/
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学内での対応の限界
広瀬:まずは塩谷様の業務内容を教えていただけますか?
塩谷様:私が所属する国際交流推進室は、一つの窓口で全ての留学生マターを受け付け、学内の各部署と連携を取り留学生の問題を解決していくワンストップ窓口サービスとしての機能を備えている部署です。
広瀬:ワンストップ窓口となると、かなり業務負担は大きそうですね。何名で対応されているんですか?
塩谷様:私を含めて3名です。
広瀬:3名で対応しているんですね。今は留学生は何人くらいいらっしゃいますか?
塩谷様:今は26名で、これまでの中では一番在籍数が少ない年になりました。一時は250名を超える時期もありましたが、本学は、日本語学校などに在籍して既に「留学」在留資格を持っていることが入学資格ですので、コロナ禍も影響し、今は少なくなっています。ただ、これからまた留学生は増えていくと思いますね。
広瀬:一時は250名を超える多くの留学生がいたということですが、リガレアスに依頼をいただく前はどのような課題を感じていましたか?
塩谷様:留学生が多い時は、留学生一人一人に目が届かず、本当は対応しなければいけないことを取りこぼしていました。
広瀬:留学生が多かったために、職員の手が回らなかったということですか?
塩谷様:はい、悪い事態が起きてから気づくこともあり、事前に対処するところまで手が届いていませんでした。
広瀬:貴学の中でもそれに対して課題を感じていたんですね。そのような課題に対して、貴学で対応策は検討されましたか?
塩谷様:本学では1年生から4年生までゼミという少数単位でカリキュラムを組んでいるので、ゼミの担任教員を通じて学生の学習や生活状況を国際推進室に集約するというアナログ的なやり方で対応していました。
広瀬:しっかりと対応策を検討されて、対処されていたのは素晴らしいと思います。そのような対応をしていても、貴学内では懸念があったということでしょうか?
塩谷様:例えば、学校に来なくなった学生がいると情報の集約が難しかったですね。またそういった学生は大学に来なくなった時点で、すでに問題が発生しているということも多いのが課題でした。他にも、卒業年次には授業が少なくなり大学にあまり来ないために状況把握が難しいことや、卒業した後の在留資格の変更状況の把握が難しいことも課題としてありました。
広瀬:貴学はかなり細やかな対応をしている印象ですが、それでも全ての学生の状況を把握しきれなかったんですね。また、問題が発生している学生に対する個別の対応も難しいですよね。このような状況が貴学に対して影響はありましたか?
塩谷様:これまでは大きな影響はありませんでした。でも分かりやすい指標として「適正校」の認定はぜひ維持したいと思っていますが、このような状況が続くと、いつどうなるかわからないという不安は常にありますね。
広瀬:適正校の維持といった目標をクリアしていく必要がある中で、全ての学生の状況把握ができていないこと、そこから出てくる個別ケースの対応への不安や懸念があったわけですね。
導入の決め手は、料金だけではない対応の早さと丁寧さ
広瀬:適正校を維持していく中での課題感を抱えていた中で、リガレアスに依頼をいただくことになったわけですが、依頼をする際のポイントはありましたか?
塩谷様:返信や対応が早かったこと、丁寧な対応で我々にも分かりやすく教えてくれることなどがポイントになりました。
広瀬:依頼の際に、他の行政書士法人との比較はされましたか?
塩谷様:ビザコンサルテーションのお声がけは御社だけでしたので、ネットで情報収集した上で学内の行政書士コンサルテーションの経験がある者とも話をして情報を集めたくらいで、それ以外は特に比較はしませんでしたね。
広瀬:そうだったんですね。比較はされなかったということですが、リガレアスに依頼される決め手はありましたか?
塩谷様:最初から対応が丁寧だったことやメールで相談ができてすぐに対応してもらえることに加え、料金がリーズナブルだったことも決め手となりました。やはりコストパフォーマンスも重要なポイントですから。
広瀬:対応や価格の点で選んでいただけたということですね。学内での決裁時の障壁はありましたか?
塩谷様:御社からお声がかかったのがちょうどコロナ禍でした。そのころ、在留資格の取り扱いはコロナ対応のため頻回に規定が変更になり、特別措置通達が何度も発信されていたので、私どもも非常に混乱しておりました。その状況を学内で説明したところ、特に障壁なく理解が得られて、コンサルテーションが開始できました。
広瀬:塩谷さんが事前に準備をしていただいたことが大きいと思いますが、リガレアスのサービスに価値があると感じていただいたのはとてもありがたいですね。
リガレアスとの顧問契約により、担当者の知見が醸成された
広瀬:リガレアスに依頼されるようになって解決できたことや効果はありますか?
塩谷様:何度も相談をする中で、私たちの中でも個別ケースについての対応方法が少しずつ整理できてきたことは大きな効果だと感じています。
広瀬:自分たちの対応に確信が持てるようになってきたということですね。
塩谷様:もし、私たちでは回答ができないようなケースがあってもご相談をすれば適切な回答をいただけて、どのような対応をすれば良いかわかるので、担当者として不安が解消されました。
広瀬:リガレアスのコンサルを利用してから貴学内で知識を蓄積できるようになり、それ以外の個別ケースについては弊社にご相談いただいて解決できることで効果を感じていただいているんですね。
塩谷様:リガレアスさんに相談すると、いくつかの選択肢を出していただいた上で、一人一人にベストな対応を示していただけるのは、学生の立場に立って回答していただいていると感じています。以前、本学を卒業した後に日本で会社を設立したいという留学生がいて、その学生の学生生活と社会人生活を含めての相談をさせていただきました。ほぼ人生相談のような内容でしたが、ここまでのことを相談できるのはリガレアスさんしかいませんでしたね。おかげで無事に日本で会社を設立できたんですよ。
広瀬:それは私たちもとても嬉しいですね。
塩谷様:他にも、留学生によっては特異な相談もあるんですが、そういった内容に回答するために入管ホームページや入管からの通達などを読んでもどこにも書かれていないんですよ。でもリガレアスさんに相談すれば、書かれていないことについても教えていただけるのでとても助かっています。
知識醸成イメージ
どんな教育機関も留学生のビザについて同じような課題感があるはず
広瀬:リガレアスのサービスは、他のどういった大学に合うと思いますか?
塩谷様:他大学で同じような仕事をされている方から、留学生のビザで困っているという話を聞くこともあるんですよ。規模は違っても、どの教育機関も同じような課題は持っているはずです。なのでリガレアスさんのサービスは、どこの大学でも必要とされると思いますね。
広瀬:どこの大学も留学生のビザについて似たような課題はありそうですね。
塩谷様:どの教育機関もリガレアスさんに相談ができれば心強いと思いますよ。
広瀬:最後に貴学の今後の展望をお伺いできますでしょうか?
塩谷様:留学生を受け入れるのは、大学の国際化には必須なので、今後も留学生は増えると思います。一方、ポストコロナでは本で学位を取りたい、就職したいという留学生の意識やニーズも変わってきているため、そこに本学がどのように合わせて受け入れていくか議論をしていく必要があると考えています。
広瀬:留学生の日本に来る目的が変わってくる中で、貴学がそれに合わせてどのように受け入れていくか検討していくということですね。
塩谷様:例えば、中国の留学生は以前までは経営・経済を学びたいと考える人がほとんどでしたが、最近は芸術や文学など学びたいことが多様化してきているように感じます。また、新しい在留資格ができて、大卒でなくても日本での就職が一部可能になったので、日本語学校修了のあと、わざわざ大学進学を選ばないという選択肢も出てきたようです。日本の大学に留学する意義は何か、学の価値や役割といったことを私たちも考えていかないといけないと思います。
広瀬:日本の少子化という問題を解消する目的から外国人留学生の受け入れが始まったと思いますが、そこから大学自体も変わっていかなくてはいけない転換点にきているとお話をお伺いして感じました。
本日は貴重なお話をお伺いできました。ありがとうございました。
※掲載内容は取材当時のものです。
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記事を書いた人
1981年生まれ、千葉県出身。行政書士として約10年間勤務した後、DX化が進んでいないビザ業務を変えるため2019年にリガレアスを設立。Twitterでも積極的に情報発信しています。
1981年生まれ、千葉県出身。行政書士として約10年間勤務した後、DX化が進んでいないビザ業務を変えるため2019年にリガレアスを設立。Twitterでも積極的に情報発信しています。